洋裁の勉強

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求職者支援訓練

一昨日、3月6日に次回講座フェリカテクニカルアカデミーの求職者支援訓練に応募を済ませました。その際、ハローワークにて求職者訓練講座の学校について就職率や、学校の評判について質問をしてきました。

質問とは?

なぜ、学校側が受講終了時点での向こう一年くらいの過去の実績として就職率を発表しないのか?またこれからの訓練希望者において、それが学校を選ぶ基準になるので公開してほしい情報であること。さらに、受講生たちの意見を見える形にしてくれれば、情報を共有できてよいのではないか?というものです。


回答

  担当者の方からの返答として、就職率を掲げるのは、学校側において、公開できない事情があるかもしれない。また、就職率に関しては、幹部、部長クラスでないと情報が見られないと言う。
しかしながら、求職者支援訓練学校は、ある程度の審査(過去の実績や就職率など)をクリアしなければ、認可されないので、ある程度の就職率は保っているとのこと。

 さらに、求職者支援訓練を受けたいという人で、学校の下調べをして、窓口に申請に来るほうが珍しいのだと。そして、学校のカリキュラムや就職率などを質問する人はいないとのことでした。普通、自分の住んでいる場所から近い訓練学校を選ぶ人が多いので、就職率を気にするあなたのほうが稀なケースであると言われました。

 窓口の担当者が一番気を遣うのは、給付金を申請しながら、訓練受講を希望する人なのであると。なぜなら、給付金の制度を利用すると、出席席率において、8割を切るとお金が給付されなくなるので、それが一番のトラブルの原因になるらしい。

 さらに、20代、30代の若い男性が給付金を受けるケースが非常に多いと言っていた。自分のイメージとして実際に給付金をもらいながら勉強する方というのは、45歳以上の運が悪くリストラや会社の倒産に見舞われた、中年男性が受けるケースを想像していたので、現在の状況は、若者に対する就職難は、相当深刻なのだと思った。


 

 また、もう一つ面白い話だったのは、訓練学校の担当者の方が、ハローワークにきて、担当窓口の者に「なぜ、うちの学校に生徒を回さないのか?と憤りをぶつけてくる、学校側もあると言う。学校側も、ある程度の生徒の募集がないと訓練の制度から落とされてしまうので、これも死活問題なのである。

 担当者曰く「学校の教え方や授業の問題があるから、生徒が集まらないのであって、ハローワーク側の問題ではありえない」ときっぱり言い切った。
実際に、同じ学校の複数の生徒からの評判が悪い話を聞くと、担当者の方も人間だから、自然に生徒にお薦めしなくなるという。こちらも、シビアな話だと思いました。現に、次回から訓練学校の名前が消えてしまった学校もたくさんあるとのことでした。

 
 ハローワークの担当者の方との話しは、現在の就職状況、いかに正社員になることが難しいことなのだと理解できた。さらに、ハローワークでの待合室で待っている間も、色々な方の話が聞こえてくるのだが、非常に深刻な状態を訴えていたり、金銭面での相談やなかなか深刻そうな人が多い。危機迫る訴えをしている方も。政治家の皆さん、ぜひお近くのハローワークでの会話にも耳を傾けてもらえないだろうか?と思った。何とか経済を立て直すことは出来ないのだろうか?

 若者達にむけて、未来ある希望を持てるような政策を考えてほしいなと思いました。